moonさんの映画レビュー・感想・評価

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黒縁メガネの美大卒 、Twitterも。

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パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.7

試写会が当たったので一足お先に拝見させて頂いた、感謝

神もひれ伏す美貌の持ち主パドマーワティが、美と知恵と勇気をもって悪を制し、国を導く壮大な歴史絵巻。寓話的なお話の中に現代人に向けたメッセージがど
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みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

4.3

スウェーデンの脱走兵とサーカス団の娘が逃避行の後デンマークの森で心中…という19世紀末に本当に起きた悲劇を映画化したもの。この悲しい真実が冒頭いきなりテロップで明かされるので我々観客は結末を知った状態>>続きを読む

ファントム・ミュージアム(2003年製作の映画)

3.3

冒頭の「地下室へ上る」という文章からしては??という感じなのだが、"医学コレクション"の人形(無駄にエロい)やら義足やらを淡々と紹介するカタログのような短編だった。ガサガサの白黒映像からいきなりカラー>>続きを読む

イン・アブセンティア(2000年製作の映画)

3.1

窓、鉛筆、手、時計、日常にありふれたモチーフしか出てこないのになんでここまで不気味に撮れるのか…映像はもちろんイかれた現代音楽が不安を煽る煽る。精神病を患った女性の手紙をモチーフにした作品らしいが今の>>続きを読む

アナモルフォーシス(1991年製作の映画)

3.5

他の作品から毛色が変わり、普通に勉強になる短編。ちょっとだけ予備校の授業を思い出したりした
1〜2年前にクエイ展で実物を見た白黒の美しいセットがどの短編のものか分からずモヤモヤしてたけどこれでした!!
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(1990年製作の映画)

3.6

女性が見るダークな悪夢と爪で弾く櫛の音色。やっぱり内容は分からないんだけどこれは美術と色彩がとても良かった。ミニチュアだけどまるで舞台美術。最初からナナメのハシゴとか良き

こんな夢見た…いや、やっぱ
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スティル・ナハト4 お前がいなければ間違えようがない(1993年製作の映画)

3.3

スティル・ナハトⅡのうさぎさんと少女が再び登場。秤の上の少女の足を滴り落ちる血と鳥籠の中の卵。クエイ兄弟の作品って果てしなく暗いけど謎のエロスがある。骸骨ノリノリだったな…

スティル・ナハト3 ウィーンの森の物語(1992年製作の映画)

2.9

「死して私は咲いた」

森の中で放たれた銃弾が木や松ぼっくりをかすってスプーンの中へ着地する。
あの足がやたらある家具は一体なんだったんですか…

スティル・ナハト2 私たちはまだ結婚しているのか?(1992年製作の映画)

3.4

成長する少女とうさぎとピンポン玉。窓を激しくノックする手の恐怖。棘だらけのラケットって打ち返す玉は窓の外のあなたに向けて…?

雰囲気はすごく好きな感じだった。曲がいいなと思ったらそもそもMVらしい

スティル・ナハト 寸劇(1988年製作の映画)

3.4

懐かしの砂鉄アニメ
器の中でファッサファッサ動く砂鉄には笑った。あと壁から生える大量のスプーン

失われた解剖模型のリハーサル(1987年製作の映画)

3.3

ひたすらに色んな毛や白い玉がぷるぷる震える14分間。バーコードやテープ、糸、手書きの線など様々な素材で統一された白黒ストライプの世界観と、横や縦に単純な移動を繰り返すカメラの動きが面白かった

「額の
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ストリート・オブ・クロコダイル(1988年製作の映画)

3.5

ヤン・シュヴァンクマイエルがポップに感じるくらいクエイ兄弟の作品は暗くておどろおどろしいのだけどこの怖さは全然平気なのが不思議

廃墟のような建物からぬるぬると飛び出してくるねじ達と生肉時計。悪夢のよ
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ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

3.3

ピカソの絵から飛び出してきたみたいな、ヤバい造形のやつがずっと三輪車をキコキコキコキコキコキコ

クエイ兄弟、中身・先が見えない穴に手を突っ込むシーンが多い気がする。あとこの作品の方が随所にヤンシュヴ
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ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

3.5

白いコットン(?)に赤いインクを染み込ませるシーン、命が動き出すようで冒頭から心掴まれた(そのあと口に放り込まれたので笑ったけど

白黒の引き出しがずらっと並ぶ部屋はまさにヴンダーカンマー。子供の頭か
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人工の夜景(1979年製作の映画)

3.2

走馬灯のような夜景と大聖堂の中を電車が走る風景

失はれた地平線(1937年製作の映画)

3.7

「住民は適度に誠実、適度に貞節、そして適度に幸せだ」

理想郷の代名詞となった小説の映画化ということで前からずっと見たかったやつ。ディストピア映画は数あれど、ユートピア映画は珍しいのでは(?) 猛吹雪
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.5

特典のポストカードにまんまとつられて公開初日に見てきました。
目玉だった"事件を起こした張本人が出演"ってもっとカメオっぽい感じかと思いきや、がっつりインタビュー形式で出てきたのでびっくり。クライム映
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クーキー(2010年製作の映画)

4.1

激推しされて見たけどなんだこれ、最高じゃないですか。「ダーク・クリスタル」をゆる〜〜くしてシュヴァンクマイエルの不気味さをプラスしたような、めちゃめちゃ好みな雰囲気の映画でした。

喘息持ちの少年がお
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.3

1mmの汚れもない、あまりに一途すぎる初恋のお話。自由恋愛が難しかった時代、身分の違う男性を好きになってしまい、それでも気にせず果敢にアピールするチャン・ツィーははちゃめちゃに可愛いのだけど…ここまで>>続きを読む

ギターはもう聞こえない(1991年製作の映画)

3.4

救いの〜より台詞が少なく、知らぬ間に時間が飛んだりするので若干置いていかれたけど、静かで激しい愛の話だった。いい女を探して渡り歩く主人公は、子供が生まれてもその癖がやめられず…いつもどこか上の空で何を>>続きを読む

救いの接吻(1989年製作の映画)

3.9

女優の私を何故あなたの映画に使ってくれないの?と憤る妻と映画監督の旦那。それを実の嫁子供と演じるガレルがいじわるで好きだった。ガレル自身は映画と現実が混同しないのかな…

家族総出演なのに日常を切り取
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紅夢(1991年製作の映画)

4.1

「学問など無駄よ、女は男にとって服と同じ。好きな時に着て捨てられる」

やっと見れた張芸謀の代表作、こんなにホラーな映画だったとは…
富豪のもとに4番目の妻として嫁いだ19歳の少女が、屋敷の仕来りや女
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.7

字幕版を鑑賞
同じポケモンばかり出てきたけど、お話が甘いところも気になったけど、子供時代に夢見た"人間とポケモンが共存してる世界"を十数年間経った今映像で見せてくれてありがとうという気持ち。ポケモンだ
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教授と美女(1941年製作の映画)

4.0

百科事典編纂のために数年間屋敷に篭りっきりで項目を書いていた教授陣の一人が、ひょんなことから外にスラングを集めに行くようになる…この設定からして好き。生きた言葉を採集してるうちに女性まで拾ってきてしま>>続きを読む

アリックスの写真(1980年製作の映画)

3.6

写真家らしき女性が自分が撮った写真をひたすらに解説するだけの20分。最初は面白く見ていたが、だんだんと写真の内容と解説が乖離してきて混乱。真っ白に飛んだ写真の中に女性の体を必死に探したりしてしまった。>>続きを読む

不愉快な話(1977年製作の映画)

3.0

タイトル通り、おじさんが不愉快な話しかしないので笑った。いや、笑えない。
役者だけ変えてほぼ同じ内容を2回繰り返す意味はなんだったんだろう。色々と理由をつけて頑張って正当化しようとしていたが結局のとこ
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ぼくの小さな恋人たち(1974年製作の映画)

3.5

初ユスターシュはほんのり暗い思春期映画で、ちょっとだけスコリモフスキの「早春」を思い出したりした。
冒頭いきなり理由もなく友人の腹を殴るサイコパスな少年ダニエルは、合格した高校に親の理不尽な都合で行け
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.3

直前に見たブレンダン〜も良かったけどそれで上がったハードルを軽々と超えるクオリティのアニメーションに驚き、切ない親子・兄弟関係に泣き…大満足の93分でした。水彩画のような背景がいちいち美しくてうっとり>>続きを読む

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

3.9

公開当時映画館で見逃し、泣く泣くレンタルする気でいたらアマプラにあったでござる…

伝説のケルズの書を完成させるため、塀の向こう側に広がる未知の世界に飛び出していくブレンダンの成長を、美しい色彩とアニ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

真っ黒な血を顔中からダラダラと流し、痛みを感じることでしか生きている心地がしない…そんな男達が夜な夜な集まり殴り合うファイトクラブ。そこを管理するタイラー・ダーデンとは一体何者なのかー

フィンチャー
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.4

ギズモってチャイナタウンから来た設定だったのね…(今更

80年代のドロドロ表現は手作り感が溢れていて良い意味でCGより気持ち悪いかもしれない。グレムリンの大群が映画館で白雪姫見てるシーンは吹いた。多
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.4

中学生男子の淡すぎる初恋とその末路。3つの告白シーンのもどかしさに悶えながらも、あまりハマならかったのはハードルを上げすぎたからなのか、私が女子校育ちで共感る体験が少ないからなのか…

動画で自然を採
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

スパイク・リー新作

黒人警官がKKKに潜入捜査するという嘘のような本当の話。
全体的にコメディタッチで、後半はかなりハラハラさせられて面白かったんだけど…Do The Right Thingから30
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

酒に溺れて仕事を失った孤独な作家・リーが、ひょんなことから手に入れた著名人の手紙が高値で売れる。それをきっかけに手紙の捏造を始めるも、彼女の行動は徐々にエスカレートしていく…

基本的に頑固で酒浸りの
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.5

メリーポピンズ続編が微妙だったのでちょっと心配してたけど、これは普通に楽しめました。
ダンボがただ可愛くて親子愛〜みたいなところで留まらず、科学をバカにする人々への痛烈な批判や夢の国崩壊描写を入れてく
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.7

Filmarksさんの試写会にてガス・ヴァン・サントの新作を

泥酔した友人の運転で交通事故に遭い、20代前半で車椅子生活になってしまった男ジョン・キャラハンが、自分を見つめ直し、風刺漫画家として活躍
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