moonさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(1363)
ドラマ(10)

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.0

3歳上がすごく大人に見えた10代、自転車で行ける範囲が世界の全てだと思っていた10代… 大人になってから気付く青春時代の輝きや儚さみたいなものがギュッと詰め込まれた宝石みたいな映画だった。

夜の廃墟
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マネキン(1987年製作の映画)

3.6

自分が作ったマネキンがあまりに美しすぎて恋をしてしまった…って、話が完全にピグマリオン神話のそれだった。濃すぎる登場人物たちといい選曲といい80'sど真ん中という感じでさっぱりと軽く見れて良かった。冒>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.6

今更ながら見たSF映画の金字塔
頭がパカパカ割れたり、目が飛び出そうになるシーンは有名すぎて何度か他で見てしまっている気はするがやっぱり物凄いインパクト。つっこみどころも多いけど気にしない、なぜならシ
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ヴィタリナ(2019年製作の映画)

-

せっかく初ペドロコスタを映画館で拝んだというのに案の定ちょっと寝た…周りも皆んな寝てたから多分スクリーンから何か出てたんだと思う()

冒頭の異様な暗さや長回しの感じといいサタンタンゴを思い出したけど
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映画よ、さようなら(2010年製作の映画)

3.6

財政難で閉館に追い込まれたシネマテークの支配人が悲しみに暮れながらもまた新たな日常に一歩踏み出す。正直一回見ただけではピンとこなかったけど色んな人のレビューを読んでじわじわ良さが染みてきた

ふとした
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

3.9

冒頭いきなり繰り広げられる借金取りの荒技には一瞬何が始まったのかと思ったけど、その後で明かされるユンの痛み、二人の間に流れる友情を超えた関係性が妙に心地よくてずっと見ていたかった。ベトナム特有の空気、>>続きを読む

ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

4.7

新文芸坐オールナイトのうちの1本だったけどあまりに良すぎて速攻パンフレットを買いに行った

まだ同性愛に対する風当たりが強いジョージアで、ダンサーとして貧しい家庭を支えるメレブ。"男らしさ"がなにより
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.6

部活仲間で普通の友達だった彼に対する気持ちの変化。その過程を瑞々しく切り取った爽やかな青春映画だった。川で泳ぐ二人を俯瞰で映すショットは良すぎて悶絶。森の中をバイクで駆け回ったり、香水の種類を当てると>>続きを読む

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.8

Facebook、Twitter、Instagram…今や私たちの生活、価値観、世界情勢をも操る存在になってしまったSNSの生みの親達が、その悪影響と問題点を語るNetflixオリジナルドキュメンタリ>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「考えることは行動よりも真実に近い」

一度見ただけでは掴みきれなかったので要所要所見返し、その構造が掴めてきた時点でやっと面白いと感じた。
以下、完全に私個人の解釈なので違う部分はあるかもしれないが
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

ちょっと期待し過ぎた感はあるけど、こんな映画を思春期に見れるこれからの10代は最高だなと思った。今までの青春映画で繰り返し描かれてきたステレオタイプ的なガリ勉&スクールカースト上位のイケてる男女描写か>>続きを読む

Some Freaks(原題)(2016年製作の映画)

3.7

片目がない男の子とぽっちゃり女の子、はみ出し者達のラブストーリー。多分始まりは普通の恋だったはずなのに、どこかで自分の欠陥を気にして「身体的コンプレックスを持ってる同志だから好き」なんだと、自分自身に>>続きを読む

マイアミ・ブルース(1990年製作の映画)

3.4

ハードボイルド万引き家族。
主人公の男はクズだと思うけど、育ってきた環境を考えると彼も不幸でとんでもなく孤独な男だったのかもしれない。幸せな家庭に憧れ娼婦の女の子を巻き込んで擬似生活を始めるも、犯罪の
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

4.0

ホワイトシネクイントのリバイバル上映にて。無知で恐れを知らない若者達の、汚くて儚い青春映画だった。冒頭のキスシーンから色々と衝撃過ぎてお腹いっぱい

薬で朦朧としながら街を彷徨って人を探すシーンはまだ
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

3.4

なんとなくKIDSの予習として見たけど私が知ってる大学生の春休みじゃない…

そんなカルチャーギャップも一瞬で吹っ飛ぶネオンピンクの暴力、10代の少女たちの鬱憤。酒と薬を浴びてどんなに馬鹿騒ぎしても逃
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恋に踊る(1940年製作の映画)

3.7

そのセクシーな見た目でバーレスクの観客を虜にするバブルスと、正統派のバレエをやりたい気持ちに蓋をして給料の為にバブルスの引き立て役を引き受けたジュディ。見せ物として一方的に見られる側だった女性が、ヤジ>>続きを読む

人生の高度計(1933年製作の映画)

3.8

一人の女性がパイロットとして自立しバリバリ活躍する姿と、恋愛のためにキャリアを諦めるのか否かという葛藤を両方しっかりと描いていて、フェミニズム的視点で見なくても十分面白かった。これが1930年代の映画>>続きを読む

クスクス粒の秘密(2007年製作の映画)

3.5

全く情報を入れていかなかったので「あ"?!そこ?!」みたいなタイミングで映画が終わって、エンドロールの間呆然としてしまった。

家族団欒でたらふくクスクスを食べるシーンと、なかなかクスクスにありつけな
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.8

映画の中でも光の当たりにくい音響の部分について掘り下げまくったドキュメンタリー

普段当たり前のように耳から入ってくる音だけど、映画の音響は全てが人の手によって作られ、調整されているということに改めて
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

Mister Rogers’ Neighborhoodという番組もフレッド・ロジャースという人もこれを見るまで知らなかったが、擦り切れた大人達の心をそっと癒してくれる優しいセラピー映画だった。

「こ
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聖なる地獄(2016年製作の映画)

3.8

アメリカに実際にあったカルト宗教「ブッダ・フィールド」の元信者であり教団専属の映画監督だったウィル・アレンがその内情を暴いたドキュメンタリー。面白かった

森の中で踊り浜辺でハグをし、魂を解放する。最
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The Lighthouse(原題)(2019年製作の映画)

3.7

灯台を守る男二人に宿る狂気と神話。
フィルムの質感とほぼ正方形に近い画角の魔法で、サイレント映画が現代に蘇ったかと思うくらい映像がミニマルで美しい。その反面閉鎖的な環境から逃れられない息苦しさがこちら
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.5

これを言うと全ての人間関係が崩壊するレベルの"秘密"がバレそうになった時、人はどう行動するのが正しいのか?嘘に嘘を重ねても逃げきれないとどこかで分かっているのに、正常な判断ができず墓穴を掘りまくってい>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

魔法が科学に追いやられた世界で、生まれる前に亡くなった父親(の上半身)を復活させる為、冒険の旅に出たエルフの兄弟のお話

もちろんアニメーションは細部まで良くできていたけど、ピクサーの最新作としてなん
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the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)

3.7

保護猫のパウパウを家に迎えるまでの一ヶ月間、仕事を辞めて自分と向かい合うことにしたあるカップル

ネットを切り、偶然出会った人や見かけた広告に従い、流れに身を任せ続けた結果、幸せだった関係が崩れかけて
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.0

ポーランドとフランス、同時刻に生まれたふたりのベロニカ

片方のベロニカが亡くなった時に感じた大きな喪失感、初めての恋、この広い世界のどこかで自分がもう一人生活を送ってるんだとしたら…違う国に生きる二
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.5

子役というのは良くも悪くも普通の人生を歩めないものだが、オーティスの場合は「父親から逃げるため」「そんな父親を養う為」という2つの矛盾した理由を背負った結果、小さい頃から大人にならざるを得なかったのか>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.4

これはパソコンで見た方が面白いだろうと思って劇場公開を見送った一本をやっと自分のMacで見た。全てがpcの画面上で展開するサスペンス、想像以上に視点が画面の上をふわふわ移動するのでわざわざpcで見なく>>続きを読む

魔法の王国/なつかしのディズニー・スタジオ探訪記(1941年製作の映画)

3.4

脚本家が売り込みの為ウォルトに会いに行く…というストーリーは一応あるものの、メインは1940年当時のディズニースタジオでアニメの制作現場を覗ける実写部分。全部手書きとは思えないなめらかなアニメーション>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

ジブリはほとんど鑑賞済みだと思ってたけどこれだけは通しで見たことがなくて、20代後半になった今初めて映画館で見た

小さい頃はとにかく王蟲が気持ち悪かったのに、今見ると自然を守ろうとする蟲達よりもトル
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少女ジュリエット(2019年製作の映画)

4.2

友達は少ないし、ぽっちゃり体型はいじられるし、バイトも上手くいかない。キスしたら彼氏彼女になれるんだと思っていたけど、そうじゃないらしい。
「私の居場所はここじゃない」と断言し母のいるNYに引っ越すと
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パパとマチルダ(1994年製作の映画)

3.7

養子、血縁、経済的格差、子供と自分の将来、何を最優先させ人生の分岐点を曲がるのか。複雑な問題だし、大人たちのエゴによって子供が振り回らせるべきではないと思うが、この映画ではマチルダの意思がはっきりして>>続きを読む

私が結婚した男(1940年製作の映画)

4.0

時代の波に飲まれナチスに傾倒していくドイツ人の夫と、それを受け入れることができないアメリカ人の妻。政治の大きなうねりは国のみならず家庭をも崩壊させるのだと思い知った、そしてあのラスト。展開だけでなくセ>>続きを読む

第七の十字架(1944年製作の映画)

3.6

強制収容所から脱走した7人の男たち、あれよあれよという間に6人捕まり磔刑にかけられるが最後の1人を待つ十字架がタイトルのそれという訳

脱走した主人公を助ける友人パウルのキャラクターから当時の時代性を
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.1

ヴァルダとJRの凸凹コンビが、フランス中を笑顔にする旅に出た-! JRが撮る巨大ポートレートと地元の人々の表情、生活、街に対する思い。それをヴァルダが映画に仕上げるという映像×写真のコラボレーション、>>続きを読む

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