ささ

マルコムXのささのレビュー・感想・評価

マルコムX(1992年製作の映画)
3.0

デンゼルワシントンがゾーンに入ってる映画。すごすぎふ。
イコライザーやめちまえ。これすごすぎます。これよりすごいのか?セントオブウーマンパチーノアル。観たくなってきました。

感想は、
んーーーなげぇよ!!!

長すぎだろ!!
長尺を意識させない作りとかよくある表現だけど対極ね!
40分くらいでもう先が思いやられてめっっっちゃ飽きました。

そしてすごいのは映画じゃなくてマルコムXなんだ。人なんだ。
面白いのは映画じゃなくて彼の人生なんだ。

ただ個人的にマルコムXに対しては尊敬するところと軽蔑するところが両方見えたので、んー。

ちょっと関係ないけど
なんか優等生が優等生であっても褒められないのに不良が最終的に優等生になったら美談としてチヤホヤされるやつはなんとかならないのでしょうか。
優等生であるとこが美徳ならば優等生期間が長い優等生→優等生が一番いいはずなのに不良→優等生がチヤホヤされるということは、大切なことは、優等生になる過程がどれだけ人の心に訴えるかっていうか、もっと言ってしまえばエンターテイメント性があるかどうかってことか。

マルコムは
軽率だったり周りが見えてなかったり、思想が極端すぎたりするが。
でもこのずば抜けたカリスマ性と勉強や巡礼などに見える行動力は凄まじい。
ていうかカリスマ性は極端であることと同居しがち。特に政治だと。保守的なほど目立たないイメージ。
ほんとに表現巧み。名言多い。
芸人になったときのためにおれも辞書を愛読書にするか。

だかやはりすごいのはマルコムXであって映画じゃない。ぶっちゃけ面白い映画じゃない。飽きる。苦痛。でも一人の人間、特にあれだけ大きなことに巻き込まて、多くの人を巻き込み、デカイことをした人間、変化に富んだ人間の人生を描くには長尺は必須。ポンポン進んだら軽く心変わりしてだけに見える。にしてもなげぇ。
つまり「マルコムX自伝」は多分映画化向いてねぇ。絵が単調だし。ほんとにいいシーンは度々あるし、数もまあまあなんだか、長すぎて。長さの割には少ないって。

そしてそのいいシーンのひとつである刑務所で更生させられるとこですが。あーおれ絶対ひっかかるわ、新興カルト(宗教)集団。あんないいこというのかよ。軽く陶酔しそう。頭いい人ほどひっかかるとかよくいうけど。いろいろ考えてる人はそれに共鳴されるとほんとに弱い。オウムとか、あそこまでいったら気づくだろとか思いつつも。他人事じゃないと思うくらいひっかかりそう。
もう他人信じないで一人で遊んでよ笑 それがいい笑


長いとかつまんないとか言いましたが、それでもこの人の人生を教えてくれてのはこの映画。これがなければマルコムXなんてキング牧師に霞んだ存在。たぶん名前しか知らなかった。
そこらへんはこの映画のおかげ。

Selmaもみたいなぁ。
ささ

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