過激な発言で知られる黒人解放運動家マルコムXの生涯を描いた伝記映画
私が観たスパイク・リー監督作品では3作目。その中ではもちろん、今まで観た伝記映画の中でもトップクラスに面白かった。3時間以上の長尺を感じさせない熱量に溢れたドラマ映画です。
ネーション・オブ・イスラムに入団してからスポークスマンとしての頭角を現すシーンのデンゼル・ワシントンの演技は素晴らしい。本物の活動家のように見えました。
アメリカが今尚抱える人種・民族問題について考察し出すとキリがありませんが、言論と暴力について考えさせられる映画であることは間違いありません。
ラストのラストで持ってかれる。
スパイク・リーの込めた想いは如何に……。
2022年93本目