ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の原点的なカルト・クラシック。
1年ぶりの父の墓参りに来た兄妹、ジョニーとバーバラ。
(この2人が乗ってる車が先日見たジム・ジャームッシュの『The Dead Don’t Die』でセレーナ・ゴメスが運転していたポンティアック・ルマンでした)
人けのない墓地に現れた男(ゾンビ)に襲われ、やられた兄を置いてバーバラは近くの民家に何とか逃げ込むが、ゾンビにやられた家主の死体を見つけ、茫然自失状態に。
そこに黒人のベン(デュアン・ジョーンズ)という男も逃げ込んで来るが、既に地下室には若いカップルと、病気の娘のいるクーパー夫婦が逃げ隠れていた。
ラジオやTVからは、金星探査衛星の爆発による放射能汚染がゾンビ発生の原因か?と報じている。
ベンを仕切り役に、続々と集まってくるゾンビと対峙する室内での人間たちの心理、行動。
ゲームのようにゾンビを処理する民間人たちの不気味さ。
がこの作品の見どころでしょうか。
(ゾンビたちはホラー苦手な私にも程よいエグみ。笑)
フィルムノワール的な風味、ラストのスチル処理なども印象的な名作です。