ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生の作品情報・感想・評価

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生」に投稿された感想・評価

ゾンビ映画の原点。皮肉の聞いたラスト、完璧。結局人間が一番怖いね。チープな感じが逆にいい。ゾンビめっちゃゆっくり。これなら私でも逃げ切れる気がする。

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ映画の金字塔であるジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ3部作』の1作目。
現代にも通ずるゾンビ像(死者が蘇る・動きが遅い・人肉を喰らう・噛まれた人もゾンビになる・頭を撃たれると死ぬ…etc)を確立させた超偉大な作品。
(ちなみにこの作品以前にもゾンビ自体は存在したが、ブードゥー教の儀式で死者を蘇らせ、使役していた奴隷のような存在らしい…モダン・ゾンビ像とはかけ離れた特徴を持つ)

低予算かつ50年前の作品であるため、全体的に白黒で画面は地味、チープ感の強い音楽、ゴア描写も手作り感満載だしテンポが遅く感じる場面もある。しかしそれでも尚、ゾッとする恐怖を味わえるシーンもあり特に終盤の畳み掛けは素晴らしい。皮肉めいた結末は衝撃的で、当時の時代背景もあり痛烈な社会風刺が読み取れる。

なにより、この映画こそゾンビ映画の元祖であり、ゾンビ映画のすべてが詰まっていると言っても過言ではない、と個人的には思う。
姿形の同じ人間が人食いの怪物へと変化し、みるみるうちに増殖していく恐怖。大量のゾンビに囲まれ逃げ場の無い絶望感。極限状態でも生じる人間同士の対立。怪物となった肉親に襲われる悲劇…『ゾンビ』という存在が生み出す様々な人間模様はゾンビ映画の魅力のひとつでもあるが、パイオニアである今作からもその魅力を存分に味わうことができた。

肝心のゾンビであるが、メイク技術が発達していない時代だったのか、生者とほぼ変わらない見た目をしていたのは少し残念。しかし生きている人間とほぼ変わらない見た目をしているからこそ、逆に恐怖を身近に感じられた気もする。
また、まだゾンビ像が完全に定まっていなかったのか、攻撃されて手を抑えて痛がったり、石を持って殴るなど少し知能が高いところを見せてみたり、火から逃げ惑ったりしている姿はなんだか新鮮で愛おしさすら感じる。

個人的に恐怖を感じたシーンは、車の炎上で死亡したカップルをゾンビたちが貪るゴア描写。
前述のとおり手作り感は強いのだが、白黒で画面が暗く、詳細が見えないからこそ逆に想像力を掻き立てられ、不気味なワンシーンとなっていたように思う。
あとは、定番ながら一軒家に大量のゾンビがなだれ込むのはやっぱり怖い!

低予算ながら、画期的なアイデアでそれをカバーしている傑作。
そして、いちゾンビ映画ファンとして天国にいるであろう(ひょっとしたら、ゾンビ化しているかもしれない!?)ロメロ監督に伝えたい。

ゾンビという魅力あふれるホラーアイコンを生み出してくれて、そしてゾンビ映画の基礎を作ってくれて、ありがとうございます!!
超弩級名作だからって無理やり持ち上げてるのではなく単純に今観ても面白い映画というのが凄い奇跡の映画。怖さというよりは雰囲気と当時の時代の切なさが光る大好きな映画です。
れ

れの感想・評価

-
オチが完璧すぎる……

単なるゾンビではなく、
生ける屍と化した人間と、生きた人間の対峙模様を描いているということ。
剣々

剣々の感想・評価

3.5
ロメロゾンビの原点

父の墓参りに兄と訪れたバーバラは謎の男に襲われ必死に民家まで逃げ延びる…
しばらくすると同じく何者かに襲われ逃げ延びてきた黒人青年ベンや民家に避難していた人達とで会う
ニュースによれば謎の殺戮が襲われているとのことらしい……!!
彼女たちは生き延びることができるのか

ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画始まりの作品であり、現代まで脈々と続くゾンビ像を確立させた作品でしょう
ゾンビもノロノロ動くかと思いきや小走りしたり、火を怖がったり、殴られて痛がったり、物を使って殴りかかったりと様々な個体がいますね
まだ固まりきってないゾンビ像が少し新鮮
しかし死者が蘇り人間を襲い食べ噛まれると仲間になるという基本設定は確立されています

中盤までゾンビ自体さほど迫力もなく全体的に地味なもののなんか観ちゃう
ほとんど言い争いしてるだけなのになんか見入っちゃうそんな魅力がありますね!
ゾンビを他の災害とかにも置き換えやすい設定ですし、生にしがみついているキャラクターがリアルに感じたんだと思います

終盤数も増えゆっくりとしかし着実に忍び寄るゾンビには確かな恐怖を感じました
ゆったりと侵略者に侵食されて行く様子はこんなにも恐ろしいんですね…

生き残りをかけた籠城戦の果てに待つものを是非ご覧ください!
決して派手では無いけど楽しめる作品でした




【雑記】
とある方の熱いゾンビ映画レビューに触発されて鑑賞です笑
観ようと思っていた作品が私の環境だと観れる媒体がなかったので、未だ観れていなかった本作を鑑賞
今日のゾンビ作品の礎であり、今でも魅力的な要素を多く感じる作品でした
あらた

あらたの感想・評価

4.0
「ゾンビの誕生」なんて副題ついてたっけ?まあいいや。

女が全員足手まといのクソバカに描かれていて、時代だなあという感じ。
ラストの終わり方が潔くて良い。
non

nonの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビモノの古典らしく、ゾンビの表現とか人間同士のいざこざとか、王道的ゾンビ映画を感じた。

それはそうとして、クライマックスに衝撃。
主人公たちがどう行動しようが結末は変わらないというか、初めから状況は詰んでいたというか、なんともやるせない気持ちになった。
tk

tkの感想・評価

-
ゾンビものと言えば。時代は感じるけどカメラワークとかスタイリッシュで格好いい。
90年にリメイクされた同作品との違いに目が行ったが、主にガソリンスタンドでのドタバタが衝撃的でした。
km

kmの感想・評価

3.7
古典をみようの回 女性の何もできなさの描き方に時代を感じる 火を怖がるゾンビがかわいい
省略が全くないのでリアルタイムで追ってる感じ
>|