ヒースレジャー追悼月間、第11弾。
オーストラリア伝説のアウトロー、ネッドケリー役。
ヒゲもじゃだったり、おかっぱだったり、オールバックだったりするけれど、やっぱり坊主頭がカッコ良いのです。
イギリスの民族間の権力関係や差別はオーストラリアでも同じだった。ヒース自身もアイルランドの血を引いているオーストラリア人ということで、この役をどんな思いで演じたのかなと考えてみたり。
虐げられる立場にある人が、大きな力に立ち向かう姿はとても勇気づけられる。凛とした力強さと、悪党になりきれない1人の庶民としての姿で、今もなおオーストラリアでは愛されているキャラクターを損なわない演技。
敵対する立場にありながら、ネッドに対する敬意さえ感じさせるジェフリーラッシュの警視役もまた素晴らしかった。「Candy」の前にこの映画でも共演していたんだな。
あらためて観て、この映画とても気に入ったし、ネッドケリーについて調べてみたくなった。