勝手に戦え
空から何か落下してきたということで、友達の保安官に誘われて急行する新聞記者リー。通報のあったキャンピングカーには誰もおらず、現場には巨大な宇宙船のようなものが…中から出てきた何かに友達は食われ、命からがら脱出。仲間たちのいる新聞社に戻るも帰らない仲間を探すことになり…みたいな。
「ハンターなのよ」「なぜ分かる」「パパがハンターだから」…ワオ…。禅…。
最近まともな物が続いてるので息継ぎをしにきた。当然、まともな作品では無いものの、何故か反目し合ってる2種類の宇宙人ビジュアルはそこそこ…というか、立派に特撮めいていて普通にかっこいいです。
ただし、お話は神話並みに人名が飛び交い、人間が減っては補充される感じで、減少が落ち着いてくると狭苦しい画面が続きます。あぁ!この期に及んで増えるな!!
決戦に向かう主人公をヒロイン(?)が激励するとこあるんですが素で「だれ?」となりましたよ。口だけは達者なトーシローばかりよく揃えたもんですなあ。
あほらしいシーンは程々に、それでも宇宙人たちがいない7割の尺が虚空。いても空虚。誰が死のうとも死なずとも心は静謐にして凪。さざ波ひとつ立たず、うんちを作って魂入れず。そういう映画です。
個人的に気に入ったのは、蹴飛ばされてその場に無い坂を転がり落ちる人、死の覚悟決めて遺言電話して電話を切り「愛してるぞ!!」とその場でシャウト後ゆっくり振り返りのっそり宇宙人にやられる人です。