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ヒズ・ガール・フライデーのesのネタバレレビュー・内容・結末

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

1928年に作られた元記者のベン・ヘクトとチャールズ・マッカーサーの戯曲『フロント・ページ』を改変映画化。仕事を辞め結婚する記者の役を女性にしている。

市長と保安官の癒着、支持率稼ぎの道具にされる黒人警官の死、共産主義の疑いをかけられた死刑囚、精神不安定な被告の死刑、スクープのためには手段を選ばないマスコミ。
秀逸な原作の戯曲に、女性の社会進出的要素を交え、男性社会での女性の生き抜き方、仕事で成功をおさめても仕事か家庭か迫られる女性の描写も加えている。(今観るとあまりにも差別的な要素が強いけれど)これでもかというくらい詰め込んだ要素が複雑に絡み合いながらも一本のストーリーとしては一応成立している。
台詞量が多すぎて字幕じゃ対応しきれない作品。

ヒズ・ガール・フライデーというタイトルは、ロビンソンクルーソーでロビンソンに教育された奴隷フライデーの名前から。相棒という意味合いで使われたが二重の意味で差別的なので現在では使われていない。
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