田舎町を地震が襲いパニックムービーになるかと思ったら騙された
いきなり母親が拳銃で自分の頭を撃ったりとワケわからないオープニング
徐々に欲望のまま暴走する住民達
このスローテンポな展開が良い感じ
母親の主治医は酸素呼吸器止めるし子供達は車庫にメグティリー閉じ込めて焼き殺そうとするし大暴走し街は破壊はれ火の海
牛乳嫌いで難を逃れるメグ・ティリーが可愛い
原因は町外れの山にある工場からの化学物質が漏れていた事と言う結末でホラーではなかった

地震をきっかけに山の上にある将門の首塚が割れてオカルトな展開になるのかなとおもったら、企業の汚染物質的なアレ。でも本能が剥き出しになっちゃうってのはやっぱしオカルトホラーぽくていい。妹の着替えを盗撮していた実家住まいのビルパクストンが若くて可愛い。そして恋人は街の少女に淫行。このシーンが丁寧でとても良い。ジジイやガキ、警官の悪行もベタで好き。恋人がその後パクストンの部屋から袖のとこ切り落としたジージャン着てワイルド気分になってメグティリーの実家の前でまたやっちゃうところもよい。あとはメグティリーさん「再会の時」ではレオタードでストレッチ、今作ではバレエのサービスシーンもきっちりある。

ある日突然自己の抑制が効かなくなり衝動のままに暴走しはじめる人々、と聞くと楽しそうだが、演出が上品すぎるのでややボヤッとした印象。空き缶でサッカーするジジイ連れ、勢いで自分の指を折っちゃって病院では神妙にする若者、銀行で窓口のお金をネコババしちゃうババア。