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みな殺しの霊歌のペインのレビュー・感想・評価

みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)
4.7
『男の顔は履歴書』に続き、加藤泰の松竹第2作目。

“霊歌”というだけに、もう完全にホラー(※実際にレンタルビデオ店では邦画ホラーコーナーに置かれていたりする)。

ほぼ同時期に鈴木清順による同じくモノクロ異色ノワール『殺しの烙印』も製作されているが、本作もそちらに引けをとらないぶっ飛んだノワール。女が男にレイプされてリベンジ~というパターンはよくあるが本作はそれの真逆。

『男の顔は履歴書』の方が個人的にキャスト陣が好みだったりはあるが、こちらも素晴らしい。“殺し”のシーンは勿論見応えはあるが、倍賞千恵子と佐藤允がお互いの手相を見合うシーンが好き。菅井きんの死体写真怖すぎ&ラストの無常感も◎。
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