GaPTooth

シャーロック・ホームズの冒険のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

原題:The Private Life of Sherlock Holmes

自ら"熱烈なシャーロッキアン"を公言していたワイルダー監督による完全オリジナルストーリー。
とはいえ『聖典』にしっかりと基づいている。221Bの部屋や衣装や雰囲気も誰もが知るホームズ作品と遜色無し。
マイクロフトもディオゲネス・クラブもきちんとお目見え。
19世紀末の世界情勢や流行、科学の進歩、さらにヴィクトリア朝も再現されていて時代考証も完璧。

英国。
ロンドンにある銀行の貸金庫に、ホームズのパイプなどの遺品と共に『ワトソンの手記(未発表)』が納められていた。
その未発表の手記を元にストーリーが展開。

『ロシアバレリーナ1つのお願い』
『唖然とする探偵の冒険』

インパクト大だったのは、羽目を外しまくるワトソンとネッシー潜水艦( ノ^ω^)ノ

[映像特典]
クリストファー・リーのインタビュー
アーネスト・ウォルターによる裏話
劇場予告編
※カットされた章のシーンも写真でみることができる。

当初は4部作だったという本作。
第1章:上下逆さま部屋の奇妙な事件
第2章:ロシアン・バレリーナのひとつのお願い
第3章:裸の新婚旅行者、恐怖のビジネス
第4章:唖然とする探偵の冒険
※ホームズの学生時代の回想シーンを含む

本作は、第1章と第3章がカット削除されて、冒頭のシーンから第2章と第4章を繋ぎ合わせたという代物。今や4章仕立ての全長版は観ることは叶わない。
GaPTooth

GaPTooth