銀幕短評(#452)
「SOMEWHERE」
2010年、アメリカ。 1時間38分。
総合評価 91点。
昨夜コーヒーを 20才の女の子と調子よく 6杯飲んだら、なかなか寝付けなくて かつ早起きしたので、この映画をたまたま観たら とても良作でした。ソフィア・コッポラ監督のかなり繊細な作品です。
フィルムをいいテンポで小気味よく回します。ところどころロッケンロー!ですね。会話は少な目だ。語りすぎないストーリーは好きです。黒のフェラーリ カッコいいなあ(モデルはカリフォルニアかな?)。エル・ファニング、めちゃかわいいですね、11才か。ああいうむすめが もしいたらなあ。思春期なのに父親に とてもやさしい。姉のダコタ・ファニングもすてきですね、本作にはでていないけれど。でも むすめにするなら、やはりエルかなあ。まあ どっちでもいいや、両方でも。
かれは孤独かもしれないし、それほどではないかもしれない。ひとはそれぞれが 自分の目盛りのモノサシをもっています。それらは かんたんには比べられない。いずれにしても、かれは大切なむすめを抱きしめ続けるでしょうし、娘は彼を抱きしめ返し続けるでしょうね。そういう映画です。