蛮族の襲撃を潜り抜けた女戦士が、生け捕りにされた婚約者を救助するべく、追走劇を繰り広げる。勇猛果敢な女戦士の奮闘ぶりを描いている、エログロバイオレンス映画。ロジャー・コーマンが製作に関わっている。

ビキニアーマー装着（ほとんど布切れ一枚の状態）の女戦士により編成されたパーティが、メインミッション攻略のために東奔西走。健康的な女体が躍動するヴィジョンと、ベストなタイミングでの「おっぱいポロリン芸」を堪能することができる。

中盤部に入ると、中世の大都市へと舞台が転換。大勢のエキストラを配した、豪勢な映像美を見せてくれる。娼館の闇社会に移動してからのエロスもまた刺激的であり、淫婦製造マシーンに大笑いすることができる（削除された未使用映像がオススメ）。

主演を務めているお色気女優ラナ・クラークソンは、敏腕音楽プロデューサーのフィル・スペクターによって射殺された人物として有名。本件により、フィルは禁固19年の刑に服している。

ここ最近見てきたロジャーコーマンのファンタジーもの4作、どれもボリスヴァレホの描くポスタービジュアルが最高で、それだけでDVD買ってしまったみたいなところがある。

とはいえ買った以上は見ないとということでラスト4本目、原題は"Barbarian Queen"ということで、バーバリアンのクイーンが悪の帝国を相手に大暴れする感じのやつ。結婚式の準備から始まってたのでクイーンじゃなくてプリンセスのような気もしたけど。
具体的には、その結婚相手のツヤツヤマッチョがさらわれるので、助ける過程で悪の帝国が滅びる流れ。バーバリアンのクイーンに喧嘩を売ってしまったので仕方ない。

中盤、帝国の変態拷問官？司祭？にバーバリアンのクイーンが拷問されるシーンがちょっとラインを超えていた。さすがバーバリアンのクイーンだと思った。

そろそろロードオブザリングとかを見てバランスを取りたい。

1988年放映・新春映画劇場（テレビ大分）
4:3トリミング/日本語吹替版
TV放映タイトル『アマゾネス 復讐のエロチカ』

地方局で放映された際の録画。
最近発売されたらしいオリジナルの海外版Blu-rayと比べると、性的なシーンをカット、あるいは隠すように画面をトリミングしていたらしい。なので、地上波放映時はフツーのB級映画という印象。
吹替は勇ましい女性陣に比べ、男は変態声というか癖が強くて笑える。
深夜とはいえ、正月からこんな映画を流していたとは凄い時代だ...

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