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プロコウク氏 発明の巻のBONのレビュー・感想・評価

プロコウク氏 発明の巻(1954年製作の映画)
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工場で鉄に穴を開ける労働での腰が曲がってしまったプロコウク氏が今回は発明の鬼になる。

骨を見せる時だけ犬が走り出す動力源とした犬自動車のアイディアが可愛らしいし面白い。

タバコの実写の煙だけやけに大人っぽく感じ、ラストは皮肉のこもった単純な発明で曲がった背中が伸びて微笑ましい物語だった。

手先を動かして魔術的な映像を作り出してきたゼマンだからこそ、偉大な発明よりも生活の知恵が勝つのかもしれないと考えたのかもしれないと思った。
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