ベビーパウダー山崎

ブラディ・ムーン/血ぬられた女子寮のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

3.0
追いきれないほど多くの作品を残し、海千山千渡り歩いてきたジェス・フランコなら、これぐらいは当然撮れるだろうと納得のユーロスラッシャー。鼻息荒くヤってやるぞというダサさが一切ない。殺しも女性の裸もExploitation filmに応じて、ただ無心に撮るのみ。首切り、車で子どもを跳ね飛ばす凶悪、顔は無惨にも爛れ、首にナイフが刺さったまま襲いかかってくる終盤も良い。キチガイ病院の医師としてしっかり現れるフランコ、自分の映画を整理する(説明する)役割としてよく出てくる。