レンタル落ちのDVDを買って視聴。
正直言えば、
真実がよくわからなかった。
どこかで
描かれてたのかもしれないけど…
だとしたら、私の読解力不足…。
最初は
有罪と思いたい1人と
無罪と思いたい1人と
信念のない10人…という設定に見えた。
「有罪か無罪か?」
を最初に挙手で確認するときに、
有罪から聞き始めたあたりからすでに、
「これは意見のない人が
どんなふうに他者に影響を受けて
考えが動かされるか…の話かな」
と考えつつ見てました。
ちょこちょこ挟まれる各人の独白。
事件の中身に直接は触れなくとも、
遠回りに判断を揺さぶられるような話。
あと、証言や状況などの検証。
どれもが
感情に働きかける「意見」であって、
何らかの確たる証拠をもとにはしてない。
それなのに次第に
全体の考えが変わっていくことに、
なんとはなしに怖さを感じた。
12人がたどり着いた事件の真相が
真実だったとしたら、
最後の芸術家(元将校?)の話は、
心情と現実を
天秤にかけさせられる決断を迫られる。
そしてみんな、
自分たちが下した判断の行く先に、
誰も自分で責任を負おうとはしない…。
「ここから先は、
何らかの機関に任せることだ」
的な言葉も出てたが、
立派な結論と行動が一致しない苦悩。
自分も大いに身につまされる話です。
ラストの言葉
「法は強大だが
慈悲は法にまさる」
だったっけ?
これが最後に出るということは、
事件の真相は、やっぱりみんなが導き出した通りなのかな。
考察を聞きたいので、
誰かの解説を当たってみます。
難しいなー。