このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
2007年のアメリカの作品。
監督は「ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡」のグレッグ・マクリーン。
あらすじ
旅行ライターのピート(マイケル・ヴァルタン「スモール・タウン・クライム-回り道の正義-」)は他の旅行者たちとオーストラリアのカカドゥ国立公園の小型船でクルーズを楽しんだ後、帰路に戻ろうとした時、救命弾が見えたため、助けようと舟を上流に進める。そこで遭難したボートを発見するがそこは巨大ワニの巣食う場所であった。
アマプラにて。観ててわかったんだけど、これ2度目だ。今回は「アンレイテッド・バージョン」ということだったんだけど、違いはわからず。
内容的にはど直球のワニ&サバイバル映画。内容的にはブレイク・ライブリー主演の「ロスト・バケーション」に近いか。
あちらはサメだったが今作ではワニ。しかも、結構デカい。規格外のデカさというわけではないが、リアルにいそうなギリギリのラインを突くくらいのデカさで特に夜間、暗闇から突然川からものすごいスピードで上がってくるのがリアルに怖い。
対する登場人物たちも、個性の部分ではカブるキャラだったり、そんなに機能しないキャラ(太った女性とか)はいるものの、自分勝手な行動をとるやつだったり、モタモタして退路を消すキャラがいたりといい具合にイライラさせてくれる。
だから、メインの離れ小島のところから最後らへんまで出れないのかと思いきや、終盤30分くらいでほぼ全員が脱出できちゃうのは意外だった。あと、どうするのかなぁと思ったら、ヒロインポジの女性ガイドのケイト(ラダ・ミッチェル「ラン・ハイド・ファイト」)を救うため、図らずもその巨大ワニの巣に誘われることになってしまった主人公ピート。
つってもしがない旅行ライター…致命傷を喰らわして脱出くらいかなぁと思ったら…倒しちゃうんかーい!!しかも、トドメを刺すシーンが無駄にえげつない&カッコよくてすげぇカタルシス!!
いや、あんた今すぐライター辞めてハンターやりなよってくらいヒロイズムだった笑。
あと、何気にラダ・ミッチェル以外にもサム・ワーシントン(「クライシス」)だったり、ミア・ワシコウスカ(「悪魔はいつもそこに」)だったりと見た顔がいるのも魅力。
しかも、早々に退場しちゃったりするから意外と誰が生き残るか読めないのも面白い。
ただ、ワニ映画につきもののワンちゃん…他の映画でも親和性の高さを発揮して大体は生き残るんだけど、今作では割とエグく食べられちゃうのが可哀想だったのでそこはマイナスかなぁ。