miina

キャリーのmiinaのネタバレレビュー・内容・結末

キャリー(2013年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

S・キング原作で面白く無いわけがないんだよな…

めっっっちゃ面白かったです

狂信的な毒親は子どもの人生を
ブチ壊すことがよく分かる、
一番ヤベえなと思ったのは母親の
初潮を迎えた娘に対して「発情した罰だ懺悔しろ祈れ」
信仰は自由だが行きすぎると自ら以外をも滅ぼすな

S・キングはキリスト教信仰に関する作品が本当多い
母親の懺悔室前での描写が
キリストの最後の磔の姿と重なったり、
(キリスト教に限らず多くの風土に見られるが)
血を穢らわしいモノとして生理を罰と捉え
女性を蔑んで原罪とする感じなんかモロそれ。

燃え盛る炎のシーンとかは
Billieの「all the good girls go to hell」
に似てる、アレもキリスト教的宗教感を扱ってるし

最後のシーンは堕天と捉えるべき?
それとも天からの救済であり昇天なのかな
キャリーは天使だったのか悪魔だったのか、何方とも取れる
でもあの純粋さは間違いなく天使だったよ堕ちていってたけどそれでも貴女は天使だった
一番伝えたかったのはきっとこれなんだろうな

ホラー映画として出されてるけど
ホラーじゃなくて宗教映画かな
プロムとか今時の青春的要素もあるし見易くて面白い
あと普通にストーリーが面白かったしスッキリした
miina

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