どうしたってデ・パルマ版のオリジナルと比較されるのはしょうがないし、ハイライトはやはりプロムでしかない。
それらのことが分かってリメイクするのだから、オリジナルと何か違うアプローチをとるかと思ったが、至って普通。
クロエ・グレース・モレッツを起用したのに、あまり悲壮感を感じられない。
その代わり超能力がスケールの大きいアクションを生んでいる。
オリジナルと桁違いな強さで、苛めていたクラスメイト達を滅多打ち。
血を被る場面はご丁寧にカットを変えて何度も写される。
オリジナルも含めてやはりこの場面はホラー作品でも屈指の名シーンだろう。