このレビューはネタバレを含みます
偏屈で頑固な高齢オヤジをやらせたら右に出るものがいないイーストウッドが、失明の恐れから引退の危機にみまわれるプロ野球のベテランスカウトを演じる。
これにカラむのがエイミーアダムス演じる弁護士の娘。彼女も会社での出世を目指すワーカホリックで頑固。
というお膳立てでつまらないハズがない。
娘は父から拒絶されているという思いから、互いに壁があってケンカが耐えない。しかし最後には父親の娘への恐れの原因を知り、父を理解することができるのである。
そして、父と野球への愛に気付き、弁護士としての出世へのこだわりを捨てて新たな道に進もうとする。
父というよりは、娘の再生の物語でした。