ロアー

華麗なるギャツビーのロアーのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
3.7
バズ・ラーマンは大好きだけど、これは2時間半と長めなので(え)あまり観る気になれなかったものの、アミターブ・バッチャンが出ているならと思ってついに観ました(え)

実際に観てみたら、監督が誰か知らなかったとしても私の1番好きな映画「ムーラン・ルージュ」と同じ監督ってすぐ分かる大好きな雰囲気のやつでした。セットも豪華で最高にキラキラしててホントこれ私の大好きなやつ。
パーティーのシーンでは、あのシャンパンボトルからグリッター出てくるの欲しくなっちゃいました(いつどこで使うの?)

ディカは、何故かどうしても推しにはならないけど演技力は「ギルバート・グレイプ」の時から高く評価してるので最初から安心して観れました(何様)。
あんなキラキラな生活してるのに本命の前ではあんな風になっちゃってもう、かわいいかよ。びしょ濡れになっておうちに入ってくるとこ好きでした。
ピンクのスーツも全然いいじゃん。似合ってたよ。あの淡いピンクのスーツ似合うってすごい。

トビー・マグワイアも、役としては一歩引いたところから見てる役なのに、静かに存在感を主張してて良かった。でもこれ、そもそも主役はトビーの方なのかな?ディカとトビーって実際にも親友だからか、2人の距離感や雰囲気がちょうど良くて、ディカがトビーに「友よ」って呼びかける度にしみじみしてました。
お目当てのアミターブ・バッチャンも、出番は少ないものの胡散臭さと貫禄があったし、デビッキの美しさも堪能できたしお気に入り映画になりそうです。

それにしても「ムーラン・ルージュ」もこれも、愛が純粋過ぎて切なかった。やり過ぎなくらい豪華な狂乱の世界を見せておいて、後半はそれが一転して華々しさが虚しさと孤独に変わって、最後は純粋な愛と切なさでドラマチックに仕上げるのっていうのホントうまいよねバズ・ラーマン。悲恋キング。
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