このレビューはネタバレを含みます
なんとなーく想像してた感じとは違った、おもしろかった。一言でこう!とは言えない感じだけど、まあ、その、ブロマンスみはあり、あ…あり、あ…り、ます……!!!(ごく僅かに)
ニック先生は盛大な虚勢とギンギンの野心を携えた夢見るピュア男ギャツビーくん(生まれに特大コンプあり)に惚れていたのかな〜なんて。ギャツビーくんはニックを最初から利用するつもりでしかなかったし、ニックはそれを承知の上でも、その姿に希望を感じて、愛しのいとこを差し出さんとするし、ギャツビーくんの死後は精神が不安定になるも療養所にて彼のことを小説に書くって…ねえ。何かを超越してるとしか思えんのだ。
ギャツビーくんが本当に手に入れたかったのはデイジーただ1人だったのか、愛はすぐそこにあったのにな。最期までニックからの無償の愛には気づかず、触れず、自分のエゴだけをただひたすらに追い求め、幸せに死んでいったんだな。逆に残されたほうはいつまでも囚われてしまいますよそんなん。んーーーこれは片想い濃度かなり強めですわ。もしくは超超強火のギャツデジ(ギャツビー×デイジーのCP名称😅👌)過激派ってコト〜?!?!!
それはそれとして、ファムファタールが好きな人間にもおすすめ。男を狂わす女は最高だ。