くじら

華麗なるギャツビーのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 Blu-rayレンタルで鑑賞。映像特典が豪華なので是非(最初の読み合わせやパイロット版?オーストラリアでの撮影☔️や撮影場所に潜入、未公開シーン、衣装、原作から映画にするまでなど)。
 とにかく画面が鮮やか。レオナルド・ディカプリオとトビー・マグワイアたちの演技がとても良い。音楽も衣装も好き。

あらすじ
 ニックが過去の、ギャッツビーのことを回想して書き留める。ニックがNYにいた頃の隣人ギャッツビーは毎夜パーティーを開くが、誰も本当の彼を知らない、謎な人物だった。彼の目的はかつて恋人だったニックの従姉妹に再会することだった。ニックは悩みながらもギャッツビーと従姉妹の再会のお茶会を御膳立てする。惹かれあっていく2人だが、ギャッツビーは失った過去をやり直そうと必死で2人はすれ違ってしまう。2人の関係を夫に明かしたものの、過去を無かったことにしたいギャッツビーと無かったことに出来ない従姉妹との間に溝ができる。また、ギャッツビーが努力して作り上げた偽りの経歴も夫に罵られ怒ってしまう。その日から全てが崩れ去ってしまう。その夜ギャッツビーから今までの人生について明かされたニック。次の日の朝ギャッツビーは殺されてしまい、ニックだけがその死を悼んだ。

映像について 
 とにかく画面がカラフルで鮮やかでとても綺麗だった。でもどことなく漂う昔の映画風のショットが映画の舞台となった時代を表してるようにも感じた。
 ギャッツビー邸でのパーティーのカオスな華やかさ、花火、NYの摩天楼の輝きも鮮やかで、画面を見てて飽きることがない。ニックがタイプした言葉が浮かぶところとかもよかった。

演技について
 ギャッツビーが初めて登場したシーンのレオナルド・ディカプリオの笑顔が凄まじかった。その笑顔でニックや視聴者をギャッツビーの物語へ引きずり込まなければならないインパクトある笑顔が最高。かつての恋人と再会したいけど緊張して上手くいかないシーンのコミカルさは笑ってしまった。愛する人を甘く誘うような演技、寂しそうな演技、出自を罵られ怒る演技も全てに惹きつけられた。(にしてもオックスフォードって言い過ぎて笑ってしまう。)脚が長い。瞳が青くて綺麗。
 ニックを演じるトビー・マグワイアーの、人が良い笑顔や何処となく居場所がない感じ、仲間ではあっても隣人で当事者ではないニックの人柄をよく表現していた。彼だけが全てを知っていて悲しんでいるのがよく伝わってきた。顔が可愛い。
くじら

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