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マリー・アントワネットに別れをつげてのmiuのレビュー・感想・評価

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マリーアントワネットの人生を描いた映画は今までにも結構あったけどこれはまた違った視点で描かれているのが新鮮だった。マリーアントワネットには朗読係の女性がいたという史実からヒントを得て執筆された作品。バスティーユ陥落からの3日間を描いていて、宮殿内の混乱した様子からカオスな状況下の中で王妃ではなく1人の女性として彼女の素顔にフォーカスされているのがとても面白かった
王妃の寵愛を受けて瞬く間に重要人物へと上り詰めたポリニャック夫人(ガブリエル)への恋心、そんな王妃にただならぬ憧れを抱いていた朗読係のシドニー
あと何と言ってもいちばん驚いたのが撮影現場で、実際にベルサイユ宮殿、しかも普段は入場禁止の場所でも撮影が許可されたらしい。200年以上前のフランス革命当時と同じ場所でこの映画が撮られたと思うと考え深い
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