まるまる

劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日のまるまるのレビュー・感想・評価

4.0
「アブソるっとポイント
 N725W231E675S628。
 ポジション確認。
 アブソるっとタイム
 B5380428年76時32分83秒。
 西暦変換しますと1582年6月13日5時38分47秒。
 無事タイムワープ成功しました。
 コードナンバー521129。
 これから記録を開始します」
沢嶋フレームアウトからのタイトルシーケンス。
「私の名前は沢嶋雄一。
 タイムスクープ社より派遣されたジャーナリストである。
 あらゆる時代にタイムワープしながら
 名もなき人々を記録してゆく
 タイムスクープハンターである」
てーてーてーてててーてーてー♪
このOP音楽アレンジ版、泣けて来たwww


懐かしい!!!!!
huluみたらラインナップされてたので飛びつきました!
好きだったなぁ、このテレビシリーズ( ;∀;)
上の評価はテレビ版込みで。
要潤w
いいわぁ(*´▽`*)

テレビ版タイムスクープハンター。
毎度楽しみに見てました。
何が好きかって、歴史上の風俗・文化を題材に
画面でそれを見せてくれるってのも
もちろん大きな魅力なんですが、
それ以上に好きだったのが、
良く出来たフェイクドキュメンタリーという点w
当然、この番組で展開される物語はフィクションです。
それを、ドキュメンタリーの手法で大真面目に撮影してるので、
どうしても漂ってくるんですよね〜。
胡散臭さがw
川口浩探検隊のような胡散臭さがww
加えて、要潤!
この人も、どこかほんのり胡散臭いですよねw
このうっすら滲み出る胡散臭さが
この上ないフレーバーになって、
時々強烈にくすぐってくるのが大好きでした(^^)/
髪結いの話サイコーw
そしてこの映画では、のっけから上島龍平in本能寺w

「今回も無事、密着取材することに成功しました」
特殊な交渉術w
死体にモザイクw
相変わらず、いい味出してますねーw
言葉が現代とあんまり変わってないのが気になる。
テレビ版でも安土桃山時代あたりだと、こうだったっけかな?
(※後日追記。日本語は変化の速い言語だそうで、このドラマで使われていた古語は、なんちゃって古語らしいです(´・ω・`)”チョベリバ”的な絶対歴史に残らない造語ができるのは、何も現代だけではないらしい)
「特殊な交渉術」は、テレビ版では
見てるこちらの想像が膨らむ一方でしたが、
この映画で、少しその正体が見えます。
やっぱそっち系だったかwww
人権団体が黙ってないぞw

あれ?
お石様?
なんか見たことあるぞ、この人達。
テレビ版で沢嶋も一緒になって守ったんじゃなかったっけ?
結局取られたのかな?
つか、最後の最後に時任三郎が出てたような記憶がうっすらと…
いや、出てましたねー。
あれは映画直前のテレビシリーズ最終回だったのか。
お石様の村人たちは、この映画でもめっちゃ頑張ってました。


映画版はさすがですねー。
テレビ版だと、現地というか、異時代の人は
あまり見たことのない役者さんが演じてて、
それがまた異時代チックなイイ味出してるんですが、
映画版では異時代人役の中に、
時任三郎と上島龍平と嶋田久作が出てる。
タイムスクープハンター的演技してるんだけど、
隠しきれぬメジャー臭w

そして、テレビ版では一度もなかった、
未来からの邪魔者www
ドラえもんのび太の恐竜、黒覆面の男たちを思い出した。
なぜか感動w
山伏姿で、かっこいいポーズから光線銃!
沢嶋と崖っぷちでの取っ組み合い!
すっごい新鮮でしたww
未来人となら取っ組み合いしてもいいんですねー。
いつもは、どんな修羅場でも傍観者決め込む沢嶋なのにw
この沢嶋雄一はかっこいい。
ついでに深窓の令嬢ならぬ、ディスプレイ上のマドンナ古橋さん(杏)の大立ち回りも見どころw

古橋さんの上司がカンニング竹山。
更にその上が宇津井健。
いつもは古橋さんだけしか映らない
第二調査部コントロールブースの外側。
タイムスクープ社内でのやり取り!
たまらないっ!
この感動を例えて言えば、ウルトラマンでウルトラの国が出てきた回の感動と言えば理解してもらえるだろうかw


この映画版では緊急事態が起こり、調査目的の時代の他、二つの時代に飛びます。

1985年。昭和60年w
ウォークマンを聞きながらジャージと言うか体操着で町を闊歩する兄ちゃん。
ビデオゲーム、ゼビウス。
喫茶店に集る、
竹刀を持ったスケ番女子高生と
ビーバップ高校生の集団w
なんだか戦国時代より迫力あるw

1945年
国防婦人会。
めっちゃ楽しいw


これは正しい映画化のあり方ですねー(^^)/
テレビで気になってたところをチラっと明かし、
ストーリーも役者も世界もボリュームアップ。
それでいてテンプレートは外さないというw
オラぁすんげぇワクワクしました!


やる気のある怖い嶋田久作と
目に哀しみを宿した時任三郎との対決は必見!

杏のスイッチキュイーンが無かったのが残念と言えば残念。


なんだか久しぶりにこのシリーズ観たくなりました。
また新シリーズやって欲しいよNHKさん!


それでは我々はこのへんで失礼します。
以上、コードナンバー521129。
アウトします。
てーてーてーてててーてーてー♪
まるまる

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