ぶちょおファンク

モンスター・イン・パリ 響け!僕らの歌声のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★1.5 中盤★2 終盤★2

個々の素材は良いのに
そこへの、全体としての肉付けや味付け、
調理法や盛り付けが雑だったりでイマイチ。

大人向けというより
分かりやすい展開で
こども向けの作品としては
評価できる。

観始めは映写技師を主人公に物語は進むのかと思ってたら違い、
ではモンスターかと思ってたら違い、
結局主人公らしい主人公はいない作風で、
それぞれのキャラのエピソードはまとまっているけど厚みはなかった。

特にモンスターの存在、
心優しい歌好き(歌が上手いのはクスリのおかげ)なノミの登場も唐突感しかなく、
クスリで大きくなる前にルシールの歌声が大好きでキャバレーで聴いていた…
等の前フリでもあればあーいうノリでも良かったのに…!
と強く思いますね。

メインとなる女性キャラふたりの顔の造形が同系統なのもモノづくりのセンスとして引っかかる。

声優にバネッサ・パラディを起用しており、
作品の雰囲気として
J.デップ『シザーハンズ』を連想したりもしましたが遠く及ばず。。。

2020年82本目