ベン・ウィショーが気になりつつもずっと尻込みしていた1作(笑)
「匂い」をスクリーンから嗅ぎ分けることは出来ないけれど「感じる」事はできる
衝撃的な「悪臭」から始まり「匂い」に執着した孤児の一生を描いた作品?
(食事をしながらの鑑賞は御法度です)
舞台は18世紀のパリだけれど全体を通して観ると現代版の「グリム童話」のような印象を受けました
それにしても画面からもプンプン体臭を感じさせるようなベン・ウィショーが役の上では「無臭」って不思議♡
レイチェル・ハード=ウッドも綺麗だけれど私は杏売りの娘を演じたカロリーネ・ヘルフルトが気になりました
人の香り(体臭)が人を惑わす…って「パフューム」ほどではないけれどわかるような気がする(遺伝子レベルで相性が良い人の「匂い」が好きというパターンも多い!?)
…結局彼の本当に欲しかったものは「香り」ではなく「愛」だったのでは?
母に捨てられ人に愛されたことのないグルヌイユの「狂気」と「絶望」は計り知れない…