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舟を編むのyukaのレビュー・感想・評価

舟を編む(2013年製作の映画)
3.8
コミュニケーション能力に欠けた営業マン…なんか親近感がわくなぁ…なんて思いながら鑑賞。

辞書が、こんなふうに人の手で、地道な作業の繰り返しで作られていくことにまず驚いた。しかも15年もかけて。

映画の中で「右という言葉を説明できるかい?」という会話が出てきて、「お箸持つ方?いや、私の場合それ左やし…」なんて考えたりして。

言葉って奥が深くて、面白いなと改めて実感。そして、言葉とは、人と人が繋がるためにあるものなんだと、映画の中の人間模様等からも再認識。

私は、感覚でものを言う節があるので(擬音語・擬態語多し…)、もう少し、状況に合わせて適切な言葉を使って、自分の気持ちを人に伝えられるようになれたらいいな…と。

最後に、あんな風に打ち込める仕事に出会えて、それを一緒に作りあげていく仲間がいるって、すごく幸せなことだろうなと思った。

1995年から始まる物語だったけど、終始懐かしい雰囲気が漂っていて、ほっこり温かい気持ちになった。
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