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ノア 約束の舟のyukaのレビュー・感想・評価

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)
3.1
何年も前に観たことあったけど記録し忘れ。再度鑑賞。

ノアは、アダムとイブの三男セツの子孫。ちなみに長男はカイン、次男はアベル。

ノアの方舟は、旧約聖書の創世記に出てくる舟で、神が人類の堕落を怒って大洪水を起こした際に、ノアが神様の指示で方舟を造り、自分の家族と、陸のもの空のものなど色々な種類の動物、雄雌それぞれ一対ずつ乗船させ、そのおかげで人類や生物は絶滅を免れたという物語。

ただ、それに至るまでは、さまざまな人間同士の戦いや、それぞれの思いがぶつかりあったりと、そのせいで多くの人が亡くなったりと、一筋縄ではいかない。

そんな中ノアは、神様が人間の堕落に怒り起こしたことと言うことは、人間は生き残ってはいけないのではないかと思い始め、自分の孫まで殺してしまおうとする。

でも、自分の孫を目の前にした時、ノアは殺すことができなかった。そして、神様の指示に従えなかった自分を責め続ける。

そんな日が続いたある日、娘のイラが「神があなたを選んだのは、人間を救う価値があるのかどうか、それをあなたに委ねたからだ」と言い、そして「あなたは慈悲を選んだ」と言った。

そういうわけで、人間も生きる道が残されたってことか。

まず、思ったことは「ノア真面目すぎるやろ…って言うか、ノアの家族以外その他大勢は見捨てて、ノアを試すようなことして、神様ひどすぎん?」と思いつつ、信仰心とはこういうことなのか?と、複雑な気持ちになった。

でも、最後にイラが言ったことが本当だとした、神様は人間に選択権を与えたということ。そう思うと、常に自分で考え、自分が正しいと思える道を選ぶ責任があるということかな?そして、選択する時には苦悩もつきものなのかも…なんて色々考えさせられた映画だったかな。

キリスト教のことはわからないので、解釈を間違ってるところもあるのかもしれないけど。
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