疲れている日に、まったりとした映画が見たいと思って選んだ一本。
抑えめな演出ながら、登場人物の辞書作りに対する熱い思いが伝わってくる。
やっぱり宮崎あおいさんのお芝居はいい。
途中まで、この作品に関しては花がありすぎると思いきや、松田龍平さんの淡々としたお芝居との噛み合わせが絶妙。
見終わった後じんわりと余韻に浸れるいい映画でした。
以下、余談。
本作では辞書作りにおけるほぼ全ての作業は、人力×紙。
物語前半の1995年ごろであれば仕方なかったのかもしれないけど、後半の2008年頃になっても変わらず紙。いくらなんでもそこはちゃんとデータ化しようよ!というのは正直なところ。
(トラブルでみんなで泊まりでやった作業。ちゃんとデータになってれば30秒で終わるよ!)