あーな

舟を編むのあーなのネタバレレビュー・内容・結末

舟を編む(2013年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

オダギリジョーの西岡さんは良かった。

映画のストーリーとして飲み込みづらい点も多々あり。

大渡海が成功した!って描写が少ない、というかない!
ただ発売しました〜完成しました〜だけで捉えられる気がする。
ラストは大渡海が完成しただけでなくそれが大反響だった、というのがプラスされることでカタルシスが生まれると思うんだよなぁ。
あと個人的には西岡さんのあとがきが欲しかった。
ここが私はすごい好きなのです笑
まぁ、なくても映画としては成立しますが!

あとみどりちゃんの意識が変わる描写がちょっとあっさりしすぎているかなぁ。
西岡さんと話して、それで何故そんなに前向きになれるのか!?
やっぱりここはラブレターは必須だと思いました。
少なくとも、みどりちゃんが、言葉というのは人に気持ちを伝える手段で、でも相手のことをもっと知りたいから言葉を使っていて、という重みを実感しなければ意味なし!
映画のみどりちゃんの立ち位置がよくわからず、あんまりいる意味無いんじゃないかとも思ってしまった。

あと、なんで急に大渡海がリリースすることになったか、納得いく説明描写がなかった。
原作は、13年の間に辞書編纂部が結構売れたマンガだかの辞典を作って、認められて……という描写があったのに、映画は13年ずっと大渡海しか作っていないように見える。
おい、それどうやって食べてんのよwと笑
原作のその描写は、まじめさんの言葉、辞書に対する異様なこだわりが端的に分かる描写+主任として仕事してるのが分かるエピソードなので、入れるべきだったんじゃないかと。

うーん、原作を知っているからなのか、あんまり映画の出来としては微妙な感想でした。
あーな

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