辞書を作る、という作業の中で、膨大な言葉の海を渡り、言葉の意味を考え、言葉と向き合うことで、人と向き合うことを考えるお話。
スローペースで淡々と進んでいくのでちょっと眠くなりますが、まったりぼーっと休日の昼下がりに観るのにちょうどいい。
オダギリジョーは相変わらず存在感を消すのが上手すぎてびっくりします。
あと宮崎あおいがね、すごいかっこよくて、惚れちゃいます。
もやもやして歯がゆくてもどかしくて怒り出しちゃう感じとか可愛くて仕方ないです。
それぞれのキャラが濃すぎず薄すぎず人間らしくて、言葉を描くことで人間の言葉の裏にある気持ちを描いている、丁寧なお話の作り方が素敵です。
ちょっと飽きますが、面白かったです。
辞書の校閲のバイトなんて、世界が広がりそうで、夢があります。
