益田ミリ原作のドラマや映画、私は好みなのかもしれない。
最近までやってた『ぼくの姉ちゃん』も結構好きだったし。
御法川修監督は数本しか撮ってないけど、『人生いろどり』も好きな映画でした。
この映画も久しぶりに見たけど、見終わったらやっぱり大好きだなって思えた。
仕事ができるワーキングウーマンのまいちゃんのストレスや、
料理が好きでカフェの仕事をしているけど、恋愛には奥手のすーちゃんの悩み。
人間関係の複雑さをちょっと大げさに描いているとこもあるかも知れない。
でも、後半のそれぞれ溢れる思いのセリフ。
それが凄く刺さる。
すべてを物語ってると思う。
そこまでそれぞれの日常を描いてきたからこそだと思う。
仕事をやめて母になろうとするまいちゃんの寂しさ。
憧れだった結婚。
幸せを掴んだと思っていたけど、それまでの人生を振り替えると、あんなに辛いと思っていたことが、別の視点で見えてくるんだね。
「もう名刺いれも定期入れもみんな思い出の品になっちゃった」
「これやってとお願いする後輩もいなければ、頼むぞって言ってくれる上司もいない」
「捨てたはずの人生の続きもありだったんじゃないかなって」
それを聞いての
すーちゃんの一人でいることの不安や寂しさ溢れる思い。
この映画、悩みや不安を抱えている女性の思いを代弁してくれたり、それに対して優しいまなざしを与えてくれる。
さわ子さんは、すーちゃんまいちゃんより、少し年齢が上で祖母の介護をしていて。
私は、まだすーちゃんとまいちゃんの二人に感情移入していた。
でも親の介護が目前に迫っていると思うと、数年後にはさわ子さんに感情移入するようになるのかな。
見終わった後、じんわりとしみ入るような、女性の共感を呼ぶ素敵な映画だと思います。
私もピクニックに行って、森でランチしたいなぁ😌