若くして天才と呼ばれたもののスランプ中の作家カルヴィンは、夢の中に現れた女性ルビーについて小説を書き始める。するとある朝、ルビーが突如目の前に!
恋愛に疎い堅物がルビーと過ごして変わっていくファンタジー作品。
主演のポール・ダノとゾーイ・カザンは実生活でも長年の恋人だそう。そして2人とも本作のプロディューサーであり、ゾーイが脚本を書いているというからさらに驚き。
映像はすごく好み。カラフルな色味とかインテリアとか、特にお母さんの家とかすごく好きだった。あんな家に住みたいな。
物語が現実になるっていうストーリーは珍しくないけど、単純なロマンスに全振りしないで主人公の闇の部分も描いたり、成長物語にしてるのは新しいなと思った。
ラストも予想できるラストだけど、希望の持てるハッピーエンドで良かったかな。
ポール・ダノが演じるからには普通の役ではないだろうなと思っていたけど、やっぱり普通じゃなかった(笑)
ルビーを自分の理想の彼女にしようとストーリーを変えるのが本当に胸糞悪かったし、元カノの話から元々そういう人だったことが分かって無理すぎた…。
ゾーイ・カザン可愛かった!カルヴィンの創作によってキャラがガラッと変わるのも上手くて素晴らしかった。
人は変化するもの。他人を操ったり思い通りにすることはできないし、やってはいけない。
当たり前のことに気づかせてくれる面白い作品でした。