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レ・ミゼラブルのILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
2.5
原題『Les Misérables』(2012)

監督 : トム・フーパー
脚本 : ウィリアム・ニコルソン、アラン・ブーブリル、クロード=ミシェル・シェーンベルク、ハーバート・クレッツマー
撮影 : ダニー・コーエン
編集 : クリス・ディケンズ、メラニー・アン・オリヴァー
音楽 : クロード=ミシェル・シェーンベルク
出演 : ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、他

ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作としてブロードウェイを含む世界各地でロングランされていた同名のミュージカルを映画化した、19世紀のフランスを舞台に、自分を偽る生き方を強いられながらも、人としての正しい道を模索する男ジャン・バルジャンの生涯を描く「ミュージカル」映画。

原作、ミュージカル舞台共に未読未鑑賞。

うーん、イマイチでした…

ミュージカル舞台の完全映画化という事なので、仕方ないのかもしれませんが、
まず心情を全て説明しちゃってる歌セリフが「映画」的では無いし、場面場面の演出が舞台演劇なので、この作品からは「映画」的なモノを全く感じる事が出来なかった。
豪華な俳優陣、美術、舞台セット、衣装などはこだわりを感じましたが、人物の苦悩、掘り下げなどが、かなり大味で、表層的。カット割も編集のリズムも単調で凡庸。
「7月革命」もダイナニズムが全くなくて、ストーリーも恐らく、名作なんで原作知ってるよね読んだことあるよね前提で進められており、ダイジェスト感がハンパなかった。


「ミュージカル映画」というジャンルムービーとしては良い出来なのかもしれませんが、「映画」としてはハッキリ言って、凡作だと思います。
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