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the Future ザ・フューチャーのogierのレビュー・感想・評価

the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)
2.4
Me and〜の様なセンスで駆け抜けてしまう様なDIY感が削ぎ落とされた為ミランダの脳内宇宙がより鮮明に表現されてるだけあってスーザンピットのアスパラガスの様な女性的な欲望と美と恐怖が混沌と繰り返されているうちに時空を超えた部分で綺麗に秩序を保って存在している事に衝撃を受けた。
そして彼女はいつも答えを出してくれない。
ネオリアリズモの中に散りばめられたコメディーは無垢で純粋で愛らしくて笑いながら泣いてしまう。
トラジティーにならないのはやはり作家力と言うべきか。ミランダの純文学はまたも不器用な愛のすれ違いによって私を泣かせてくれた。
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