the Future ザ・フューチャーの作品情報・感想・評価

「the Future ザ・フューチャー」に投稿された感想・評価

家の中で悶々としていた女が外で輝いて、家の外で活動していた男が今度は中で苦悩する対比が良かった。個人的に好きな映画だった。
santasan

santasanの感想・評価

3.3
理論上は時を超えることも出来るんだろうが、現実の世界では時は止まらない。従って物事は常に移ろいゆき何ひとつ留まり続けるものはない。ただ一瞬一瞬の連続により成り立っているだけに過ぎない。これは方丈記など日本の古典文学でも語られるいわゆる“無常”の世界観だ。その危うさを描きたかったのか。しかし映像という限られた表現方法の中で描こうとしたゆえのシュールさがちょっと安っぽく感じる。むしろ小説等の限界のない世界で描いた方が良かったのではないかと思うが…。
jnk

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5.0
ミランダジュライの作品は「フィクションは全部嘘である」ということを強調した上で、人の中に確実に存在する情動を呼び起こしてくれる。
ぬるい共感はさせず、理解した途端に辛い地獄のような体験も共有することになるけど、弱い心を守ってくれるのはそういう作品だと思う。
フィクションは自分の人生も物語のようにドラマチックであるということを感じさせてくれるのが一つの魅力だけど、ミランダジュライは小説でもそのようなテーマをいつもやっていて、ほぼ全作品コミュニケーションの難しさとそれでも人と関わる欲求を捨てられない辛さ、そしてそれが夢でも妄想でも物語になるということを証明するよう作品を作り続けてる。
それを自分で確認して信じないと生きていけないというぐらいの気合いと寂しさが感じられるもので、この映画も「外の世界を知ってる?」という引きこもりには辛い一言から始まる。
木を売ったりYouTubeにダンス動画をあげたり絵を買ったり知らん電話番号にかけてみたりする時、どこか寂しげでこれから起こることに淡い期待をするような空気が映っていて、単純に人の自分探しを笑ったりできない。

「あなたを選んでくれるもの」はこの映画の脚本に行き詰まったミランダジュライがフリーペーパーで中古品を出品してる人にインタビューして回るという本なのだけど、まさにミランダジュライがネット越しでない生身の人間と触れ合い外の世界を知っていく様が書かれていた。
そこで彼女が明らかに価値観を変容させられたのが時間というもので、焦りや不安と言ったネガティブな仮想敵としての時間/未来とうまく付き合っていくというのがこの映画のテーマにもなってる。

1か月後にいつ死ぬかわからない猫を飼うことにしたから仕事辞めて自由にやりたいことをやる期間を作るなんていうのはいかにもミランダジュライ的な設定だけど、そんな自由に見える人らでも激しく時間に囚われ、同じ時間を生きてるはずの他の人間と比較して焦ったり悩んだりして自意識全開でもがいてるという姿が剥き出しになっていてとにかく素晴らしく、飛び抜けて素晴らしすぎたTシャツダンスシーンの感動に繋がっていく。
後半はファンタジー色が強くなってくるけど、あのダンスがどこで踊られているか、結末はどうなったかと考えるとこれ以上ないリアルを突きつけられるし、自意識が傷付きボロボロの中でいろんなものを受け入れて生まれ変わろうとする姿は痛々しくも熱い場面で、安い共感に走らず魂をゆさぶる独特の作風が映画でも炸裂していて震えるような感動があった。

彼女の短編小説に「モン・プレジール」という作品があって、倦怠期夫婦が映画のエキストラに出ることで状況を打開しようという話なのだけど、妄想的な作品が多い中でこの短編の登場人物達ははっきり現実のフィクションに影響を受けていく。
それは演じることで信じることができるという映画が観客に与える影響の話でもある。
the futureでは別にその力が確固たるものとかじゃなくて、オシャレでガーリーな雰囲気で守りつつ示されるのがまた辛い。
確かに想像力は強いけど、それすら疑って生きるしかない。そういう弱さを表現する人がいるってだけで楽になる。
おみ

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-
なるほど。

これがマイクミルズの奥さんか。

独創的。
ながせ

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4.0
あなたを選んでくれるものが好きで好きでミランダジュライのようなパーマをかけた
アネ郎

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3.9
短編集「いちばんここに似合う人」で好きになったミランダジュライ。映画も撮ってると知りチョイスしたのがこれ。

観た後で

「あなたを選んでくれるもの」を買って読んだ。さらに好きになった。

彼女の短編は個性的で、人を選ぶところはある。1〜2本読んでみて感性に響けばthe futureもきっと響く。
petitlis

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3.7
一人で映画館鑑賞した記憶
アーティスティックだなという記憶と主人公の瞳に釘付けになった記憶はあるけど、ストーリーは忘れた
水のま

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3.4
アート色が強い。ストーリーを追ったり映画として見るよりは、一つ一つのカットとしての美しさとか、ミランダジュライのセンスを味わえる楽しみがある。
猫の足が可愛かった。
「It Chooses You」を読んでから。
退屈な毎日を変えるため、あるきっかけで仕事を辞めネットを解約し、自分を変えようとする、でも退屈だったと思っていた日々にこそ本当の人生の輝きはあった。
・・・みたいな話を想像していたら、そういう雰囲気とも違った。
思っていたよりずっとウェットで、正直まだ、どういう話だったのか整理がつかない。
riekon

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3.0
仕事を辞めた勢いもすぐにショボンとなってしまってふたりの関係も上手くいかなくなってしまったね。
猫ちゃんも結局ふたりのお家には戻ってこれなかった…悲しい。
クスクスと笑えるけどちょっと悲しい作品でした。
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