このレビューはネタバレを含みます
感情を持たない男、鈴木一郎。
自発的な動きは呼吸以外に何もない。
そんな彼に、食事、排泄、殺人を教えた祖父。
自分の息子夫婦をひき逃げされたトラウマから逃れられず、自らの孫を殺人ロボットへと育てる。
そんな鈴木が、悪をさばいて行く物語。
最後、先生の1番大切な患者を殺しますと言い、更生してなかった弟を殺した染谷を殺す。
それは、先生への愛情以外の何ものでもない。
僕の為に泣いてくれた。
そんな先生の為に。
最後、笑うシーンで初めて感情を見せる。
善悪の判断は誰にも図れない。