rika

想いのこしのrikaのネタバレレビュー・内容・結末

想いのこし(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

伝えたいことがあるそうです。(死んでしまいましたが……)

 金と女に目がないダフ屋のガジロウ(岡田将生)、29歳。甘いマスクで次から次へと女を口説き、軽口でチケットを売りさばく生粋の遊び人だ。そんな彼にある日おとずれた不慮の交通事故……。幸い無傷で済んだガジロウだったが、その事故で亡くなったポールダンサーのユウコ(広末涼子)と、彼女の仲間たちが現れる。
 小学生の一人息子・幸太郎(巨勢竜也)を残して逝ったユウコ、結婚式を目前に控えていたルカ(木南晴夏)、同級生に密かに想いを寄せていたケイ(松井愛莉)、そしてやり残した仕事を忘れられない元消防士のジョニー(鹿賀丈史)。それぞれがこの世に大きな未練を残し、大切な人に伝えたい“想い”を抱えていた。

4人がこの世に遺した想いは、最悪のチャラ男に託された!

 死んでしまった自分たちの姿が見えるのは、ガジロウただ一人。そこで、ユウコたちはお金と引き換えにやり残したことを叶えてほしいと懇願する。「何で俺が?」と、嫌々ながらも大金に目がくらみ4人の未練を叶えることを引き受けたガジロウだったが、一人、また一人、彼らの“代わり”に彼らの大切な人に“想い”を伝えていくことで、お金と女にしか興味のなかった“サイテー男”の心が小さく揺れはじめ、やがて大きく変化していく。
 そして、一人息子を残してこの世を去れないユウコと残された幸太郎、母から子へ、子から母へ、それぞれの深い想いと愛を知ったとき、ガジロウは思いもよらぬ行動に出る。


この世に未練を残した四人。
誰しもが自分が死ぬとは思ってない。
突然大切な人を失った人も、真実を受け入れる事が死を認めることであるため、怖い。

ずっとずっとお母ちゃんが死んだ事を受け入れられず、いつか帰ってくると信じ家で一人で生活し、お母ちゃんの帰りをまっていた。

ずっとずっとまってた。
お母ちゃんに会えることを。
ずっとずっと我慢してた。

後悔しない人生とは。
rika

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