Jules

ザ・マスターのJulesのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・マスター(2012年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

マグノリアを観てからポール・トーマス・アンダーソンの他の作品も気になって観賞。

マスターが本当にフレディのことを思って助けてるのか、ただカルトの一員にしたいだけなのかは最後まで曖昧だけど、「私のもとに戻って来なければ来世では敵だ」って言うあたりは(彼が意識して言っているかはともかく)心理的な脅迫だと思うし、この映画はカルトのそういうところを批判しているのかなと思った。世界大戦後の精神的に弱ってる元兵士はいいターゲットだと思ったのか。でも妻や娘に彼は危ないって言われてたにも関わらずあそこまで引き止めたってことはやっぱ好きだったのかなー
最後フレディがマスターのメソッドをナンパ目的として取り入れてるのは、彼にとってはその程度の事にしか役立たなくて、本当の治療にはなってなかったんだろうな。
いやしかしフィリップ・シーモア・ホフマンはどんな役でも演じきれてほんとすごいわ〜毎回全然違う人に見える。
Jules

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