昨日は久しぶりに女子プロ観戦。
観客55人で超満員の雑居ビルの一室でリングではなくマットを敷いただけの会場。
試合開始前の団体代表の挨拶時の客いじりで対話が出来て、すこしウケが取れたのもあり、かつて京大西部講堂で見た剛竜馬年越しプロレス以来のコアな興行は存分に楽しめた。
地下プロレスでも、地下アイドルでもない、選手と観客が狭い空間で文字通り肩を寄せ合う。
一方で、全米一WWEマットでメインイベンターを脅かすほどの ASUKA人気。
最近では紫電イオがその下部団体からトップを目指すべく渡米。
プロレスはいつの時代も観客に人生の示唆を与えてくれる。
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ロバート・アルドリッジ監督作品とも知らず、馬鹿馬鹿しいお色気キャットファイトコメディなんだろう、とこれまで見てこなかった。
作中のファーストマッチの相手を見てびっくり。
全女の白いベルトと言われるWWWAオールパシフィック王座にも輝いた(のちの北斗晶王者時代が印象深い)ミミ萩原が出演。
日本よりも遥かに地位が低いアメリカ女子プロマット界。
タッグチームと刑事コロンボ演ずるマネージャーのその日暮らしのロードムービー。
インディレスラーの情熱と悲哀をダイアリーのように綴る。
ボクシング映画を観ると試合シーンの良し悪しで好き嫌いも分かれてしまうものだが、ファイトシーンもなかなか。
しっかりとした予算の中でコーチ、練習時間、試合展開のシナリオ、名監督の指示のもと、手抜き無しの演出はプロレス道に沿っている。
前フリ充分でフェアなオチに溜飲が下がる、あまりにベーシックな造りが心地良い。
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回転エビ固め
ローリング・クラッチ・ホールド
アメリカではsunset flipとなるらしい。
日本ではマイティ井上が得意とする別の技。