幕のリア

人間機械の幕のリアのレビュー・感想・評価

人間機械(2016年製作の映画)
3.6
インドも含めかつてありとあらゆる繊維業界の工場に足を運んできたので、映像を見ればだいたいどんな工程であるのかは分かる。
P下と呼ばれる生機織機、プリント、洗い、乾燥の工程がリピートされるので、せめてもう一軒くらい別タイプの工場も映してよと、奇しくも本編中盤業務中に居眠りこく少年同様飽きが来た。

本作が意図する見せ方は特段響かないが、それでも薄暗い工場内での絶妙なカメラワークは見事で、美しいショットが多い。

今年バングラ出張で久しぶりに現地工場を訪問したが、本作同様昔から変わらぬ労働の風景に感慨深いものがあった。

本作の生産現場には、品質管理の観点から注意したくなるポイントが多く、労働の過酷さよりもそちらが気になる。
ついつい注意したくなる自分のこれまでの仕事人生から噴出する性に苦笑。

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今日の一曲

Tin Machine - Tin Machine & Bus Stop.

https://m.youtube.com/watch?v=hUPXN_uSyWY&pp=ygUV44OG44Kj44Oz44Oe44K344O844Oz
幕のリア

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