原作は知らないが、映画としての完成度は高いんじゃないかな。所謂人の「性」に関して、様々な人やその人の生きる中での出来事、視点から人生や命とは何ぞや、と語りかける作品。
自分自身の経験も踏まえて、こうした事柄は窮地に立たされてみないと理解できないもので、過去の失敗や後悔から何かを感じ取り、最終的に「今ある現在」に立ち返る事ができるのだろう。
わりと内容的に重々しく、生々しいストーリーではあるけれど、上手く、軽く観せている点は評価したい。
劇中に挿入されるメッセージで好きだったのは;
「こんなに気持ちのいいセックスの果てに 子供が生まれるとしたら それはなんて幸せなことなんだろう」
これが全てのメッセージなんだろうな。