2022/7/18
だれかの代用品でしかないラブドールがある日心をもってしまう
いってきます
ごくろうさま
歩く人、歌う子供
見るもの聞くものすべてが新鮮
レンタルビデオ屋でバイトをはじめて
どこか自分に似ているような人を好きになって
いつものメイド服を脱ぎ捨ておしゃれをする
生きてる気がしてきらきら輝いて見えた
…けれど結局私は代用品
空気が抜けてしぼんでしまってはどうしようもない
生きてる人間も他者がいなければいけないこと
そして案外心が空っぽな人間が多いということ
さまざまな喪失も結局誰かによって満たされてる
心を持ってしまったことは良いことだけではなかったけれど後悔はしていなくて
性の捌け口として必要とされてきた彼女がおじいちゃんに手の冷たさを喜ばれ、肯定された瞬間
ゆっくりと笑顔が広がっていく場面が良かった
ペドゥナちゃんが終始かわいい