こばまさ

ウルヴァリン: SAMURAIのこばまさのレビュー・感想・評価

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)
2.7
X-MENシリーズ6作目、スピンオフ『ウルヴァリン』の2作目。
そして、フィルマの平均スコアが他の作品に比べ圧倒的に低い本作。
その原因を探りにいってみよう。


-カナダの山奥で、人目を避ける様に暮らしていたウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)
そこへ、以前長崎の原爆から命を救った日本人実業家・矢志田の部下であるユキオ(福島リラ)が現れ、日本へ招待される。
病身の矢志田と再会したウルヴァリンは、彼から妙な言葉を告げられる。
「助けてもらったお礼に、君を不老不死の生き地獄から解放する」と。
その後、矢志田は亡くなり大々的な葬儀が営まれる中、日本のヤクザ軍団が突如現れ、矢志田の孫娘マリコ(TAO)を襲う-

“この話、要る?”


舞台が日本なのでイヤな予感はしてたけど、想像以上につまらない。
よくある、ハリウッドが作る日本の映画って感じもあるけど、それ以上にストーリーが面白くない。

それに加えて、出てる日本人の演技が微妙すぎる。
マリコ役のTAOもユキオ役の福島リラも初めて見たけど、そりゃ被写体としては背も高いしスタイルも良いよ?
2人とも世界で活躍するモデルだからキャスティングされたんだろうけど、セリフは棒読みだし表情も乏しい。
そもそも、2人そろって可愛くない。

完全に萎えたX-コバマンだが、唯一の救いは真田広之が出ていた事だろう。
流石は日本が誇るハリウッドスター。
その太刀捌き、その存在感、作品として締まります。


もう一つハマれなかった要因として、Dr.グリーン(メインヴィラン)のキャラが弱い。
最初この役はジェシカ・ビールにオファーしてたみたいなので、そっちの方が良かったなぁと。

という、口を開けば文句しか出てこない作品ではありますが、これ程の人気作が日本を舞台に映画を作ってくれた事は純粋に嬉しく思います。

だから余計に残念!
こばまさ

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