ウルヴァリンvs忍者軍団を!どうして!あんな!あっさりとやっとんねん!!!!
シリーズ外伝作品、グレイをぶっ殺したウルヴァリンがとある依頼で日本に来ながらも、自身の"死"と向き合うという割としんみりとしたお話となっております。
老いず、若いまま、だが空虚な人生をどうするか?そんなテーマは若い自分でもグッと来ましたねえ。
このようなドシリアスなテーマが流れる中、日本描写はまあ凄いことになってます。
一応見てくれは整ってはいるものの、公共の場でヤクザが平気で銃を撃ったり、忍者の日本語がヘッタクソだったり、法曹が普通にヤクザになりすましてたりととんでもJAPANまっしぐらな感じで、ドラマとのギャップが面白かったです。
そんな日本で繰り広げられるアクションですが、ある見せ場を除きめちゃくちゃ面白かったです。
葬式での大乱戦、新幹線の上での戦い、忍者暗躍、ウルヴァリンvsシンゲン、ウルヴァリンvsシルバー・サムライとどらもこれも最高でした。
特に今まで二手、三手、はい取っ組み合い!はい終わり!みたいに大味に終わっていた殺陣が今回は四手!五手!六手!七手!と刀と刃物のぶつかり合いをちゃんとグレードアップさせていてホントに良かったです……まあ見辛かったのですがね。
で、まあこれらが良かった所なんですが、一個だけ不満があるんですよ。
ウルヴァリンvs忍者ですよ、シルバー・サムライの本拠地へ乗り込みに来たときにウルヴァリンの行く手を忍者軍団が阻みに来るです。
ワクワクするじゃないですか、忍者との戦い。でもねー、なんとこの戦い、たった二分でウルヴァリンがやられてアッサリと終わってまうんですわ……。
ハァ????なんてことしてくれてんの????忍者軍団だよ!?忍者!軍団!忍者がいっぱい襲いに来るんだよ!?
せめてさあ!!短くても六分くらいかけてクナイや短刀持ってアクロバティックに襲って来る忍者達を、ウルヴァリンがバッサバッサ切り捨てまくる所を見せないといけねえじゃん!!何やってんのマジで!?