パトラ

藁の楯のパトラのレビュー・感想・評価

藁の楯(2013年製作の映画)
1.6
『被害者遺族が犯人に懸賞金をかけてしまう』っていうアイデアは面白い。それで人々の道徳心を揺さぶるとか、犯罪者の人権を問うとか、そういうことがしたかったのかな?

上手く脚本が機能していれば、すごく奥深くて緊張感のある映画になりそうだった。

でもこの作品は、『そうはならんやろ』のオンパレードで終わってしまった。
全くもってストーリーに集中できない。脚本が破綻してる。

真剣に仕事してるのか疑うくらい間抜けな護衛だったり、わざわざヘリとかではなくリスクの高い新幹線やら車を選んだ理由もないし、なんか突然マッドマックスみたいなトラック暴走が起こったり、なんか犯人と遺族がずっと話しているのを見つめる大量の警官だったり。意味分からん展開が最後まで続く。

銃撃戦を想定&実際に起こっていて、死人も出ているのに、防弾ジョッキを頑なに着けなかったSPたちはなんだったんだ‥!?

サッカー選手がスパイクシューズじゃなくてサンダルで試合してて、『くそっ、なんで俺たちは試合に勝てないんだっ!』って言ってるのと同じレベルやで。


アイデアだけは良いから、韓国にリメイクしてもらいたい。
きっと上手に作ってくれる。
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