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藁の楯のSayGoのレビュー・感想・評価

藁の楯(2013年製作の映画)
3.5
もう何回目の鑑賞かわからないが
沈黙の艦隊で「大沢たかお」を見ていたら見たくなり、見出したら最後まで見てしまった。

公開から10年経った今でも日本映画史に残るスケール感は健在。
大規模な撮影によって10億円に目が眩む国民というシチュエーションもかなり説得力のあるものになっている。

主人公はかなりの聖人であり、藤原竜也演じるクソ男の卑劣極まりない行為に対し葛藤しながら感情より任務を優先していく。

このまるで悪魔が囁く欲望への誘惑にどこまで耐えられるかを見ているようで終始面白い。

「本当にクソだな」と虚無感に苛まれた記憶が蘇る清丸の言葉も懐かしいが
ラストシーンの解釈は
やはりどがりまくっていた頃の宇多丸さんのシネマハスラーを聞くとまた面白い!

三池監督の中ではかなり好きな方の一作。
また見るだろう作品。
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