このレビューはネタバレを含みます
みんな役割を果たしただけなのに世界が滅んでしまった
プログラムは言うに及ばず、人間ですら「役割」が何よりも重要で
あとになって都合が悪くなったからといって変えられるものではないよ
という話に感じた
象徴的なシーンがいくつもあり
・自販機ごときを壊すのに躊躇うし、人類の危機だってのに自販機の「役割」すらも尊重する空挺部隊大佐
・もう世界が滅ぶってのに、米軍基地作戦会議室の写真を盗み撮るソ連大使
・結局「ナチス政権の科学者」であったDr.ストレンジラブ
など
『三体』でも人間に世界存亡の意志を任せた結果、失敗する流れが幾度も描かれていたのを思い出した