猫そぎチャンスペロッテ

東ベルリンから来た女の猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)
4.5
2012年ドイツ
監督/ クリスティアン・ペッツォルト
出演/ ニーナ・ホス(バルバラ)/ ロナルト・ツェッフェルト(アンドレ)
2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞!

場面は1980年夏、旧東ドイツ(壁崩壊の9年前)、小児科医のバルバラ(ニーナ・ホス)は、(恋人と暮らしたかった)西ドイツへの移住を禁じられ、田舎の病院に左遷された、、
そこでは、“シュタージ”に監視され部屋の中だけでなく裸にさせられて体内までチェックされる、、。

政府統制下のような常態の中で、医者が患者に対して使命を果たそうとした時、困難な壁があり、それに立ち向かう姿は、とても感動する、、

バルバラと同じく、患者を一心に治療する医師アンドレ(ライザー先生)に、バルバラは共感していく、、が、
同時に、アンドレが、自分を監視、報告していることも感じ取っている、

それは徹底的な相互監視網を敷いて、国民生活の抑圧を行っている東ドイツの基本路線だった、、


バルバラは、なんとか西ドイツへの脱出の道が見えてきたが、二人の患者“ステラ”や“マリオ”のために自分は、医師としてするべき「仁術」〈治療のみに及ばず、人を思いやり仁愛の徳を施す〉のようなものを感じ始めていた、(シランケド❗)
〈♡それから、アンドレとも愛の絆を感じていた💗〉(シランケド❗)、

“ステラ”は,矯正収容施設から逃走中に髄膜炎を発症し,一時的には二人の医師に励まされ、命を救われたが、再度秘密警察に捕らわれ、なんとか逃げ出したが、最後に頼るのはバルバラだけだった、、、♥️


・・・バルバラはその後に、ステラに会えたかな💧😢

大戦終結後から何十年もたっていたのに、東側は(自殺者も増え)ソ連も旧東ドイツも経済発展もなく、何をしていたのか?(😵🌀ワカラン❗)

それにしても、ニーナ・ホスは独特のミステリアスな雰囲気を持った貴重な女優ですね(😍💓💓ダイスキデス)